日本語 文字を獲得するまでの1万年A クレオールタミル語説(16)/『日本語の起源』を振り返ってE
2008-10-17


5)墓と墓地

手元に参考になる文献がなかったので、ウィキペディアを参考にしてみました。

支石墓の発祥については、西ヨーロッパと考えられているようで、そこから世界各地へ伝播したのではなく、各地域で個別に発祥したとする見方が有力なようです。
支石墓が似ているからといって、南インドと日本(北九州)を関連付ける根拠にはなりそうもありません。

東アジアでは朝鮮半島に多くの支石墓が発見されており、その数は4万〜6万基とされているようです。
その数は、世界の支石墓の半数に相当するとのことで、日本の支石墓は、朝鮮半島が発祥の地と考えたくなります。


6)グラフィティと記号文

まず、よくこれだけ調べたものだと関心します。
それ程、差が無いように見える記号を整理、分類している労力は、考えただけでも気が遠くなります。

しかし、私には全く説得力を感じません。
土器など形があるものに描かれたものが、残っていないだけで、遥か昔から描いていたように思います。
この程度の記号であれば、それこそ人類がまだアフリカを旅立つ10万年前から、描くことができたのではないでしょうか。
インド人の祖先と、日本人の祖先が共通であった数万年前(5万年?)を、起源としていると考える方が自然に感じます。


7)金属の使用
8)機織のはじまり

金属(青銅器)にしても、機織にしても、インドだけが発祥の地という訳ではありません。
南インドから伝わったと考えるには、根拠が乏しいと感じます。
[『日本語1万年Aタミル語説』]
[日本語]

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