『白村江敗戦と上代特殊仮名遣い』C−「条件異音」の理解が不可欠
2011-07-06


 まず、著者の藤井游惟氏より、YouTubeによるデモビデオの紹介がありました。
 ご興味のある方は、下のリンクをどうぞ。
「白村江敗戦と上代特殊仮名遣い」のデモビデオ[LINK]
(このブログの右側のツールバーにも貼り付けることができたので、そちらからも見ることができます。但し、少々画面が小さいので、全画面に切り替えて見て下さい。)

 ただ、個人的にはこのデモビデオで、どれだけの方が理解、納得をするのかは疑問ですが、多くの方が何かを感じ取る事ができるものであると思っています。

 私個人としては、この説を概ね信じております。
 ここであえて”概ね”としたのは、私自身、この説の詳細まで理解できていないと思っているので、何か些細な問題点があったとしても、それに気づくことも指摘することも出来ないからです。
 この説を検証できる適当な文献があれば良いのですが、私の目にはとまっていません。
 音声学について、深く理解をすれば、それ相応の検証ができるようにも思えますが、今はそこまでする気がありません。

 話が脱線しました。
 このデモビデオだけでは、本当の理解には至らないと思います。「条件異音」についての理解がなければ、ただ何となくそれらしく聴こえるだけで、「ふーん、それで?」と、終わってしまうかもしれません。
 ただ、これをきっかけに興味をもってもらえれば、という藤井氏の意向に沿う訳ではありませんが、筋違いの反論はあるものの、音声学に基づくまっとうな反論が見当たらないので、それを聞いてみたい、その為に多くの人に見てもらいたい、というのが私の意向です。

 しかし、それ以前に私自身が、もう少し音声学について学ぶ必要がありますね。でも、結構いろいろな本が出ているようで、どこから手を付けるの良いのか悩みどころです。
[日本語]
[本]

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